概要

2020年9月23日付で「Zoom’s earliest investors are betting millions on a better Zoom for schools」のニュースが出ていました。

要約するとZoom上で簡単便利にクラスルームが作れ、教師と生徒が双方向で授業ができるというサービスが資金調達をしたという内容です。

機能紹介

いくつかキャプチャが出ていたので紹介します。

zoom-classeduの画面イメージ1

先生がZoomにログインすると上記のような画面が表示され(先生は左)、その下部に参加生徒の一覧が表示されています。右側にはアクセスしている生徒のカメラからの映像が映っており、Zoomを使用したことがある方ならイメージがつきますが、全員とリアルタイムで会話をすることができます。もちろん生徒側も先生だけでなく他の参加中の生徒の映像や音声も見ることができるので、遠隔地にながら双方向で会話をすることが可能です。

zoom-classedu画面のホワイトボード機能

双方向の会話をするだけでなく、教室の管理、課題、テストとクイズ、ホワイトボードを切り替えてしようすることができるようです。先生はCMSシステムからの資料の同期、生徒の考えについてのアンケート調査、たった今のクイズの採点まで、レッスン全体のワンストップでZoomを利用できます。

画面左下のメニューを見ると、プレゼンテーション、画面シェア、動画の再生やファイルの共有、Webページを表示する機能もあるようです。

zoom-classeduプライベートディスカッション機能

また、全体でのやり取りだけでなく個別の生徒とのビデオ会話ももちろん可能です。個別のディスカッションやおそらく任意の数名でのグループディスカッションも対応できると思われます。

懸念点

記事中にもありますが、一番想定されることは「Zoomの仕様変更」です。冒頭に記載した通り、ClassEDUはZoomで動作するものです。Zoom自体が日々進化しており仕様の変更が入ることも多くあるため、自分たちで機能や仕様をコントロールできないのは大きな負担です。

実際にこの半年間、Zoomも利用者の急増に合わせてセキュリティ面の課題が多く発生し、急な仕様変更が何回もありました。主にルームにアクセスする際のパスワード関連ですが、ZoomのSDKをしようしているサービスもZoomの方針に合わせて開発要件を修正する必要があり大きな負担を強いられました。

一方でZoomのSDKで公開されている機能は多く、ホワイトボードや画面シェア機能をゼロベースで開発する必要がないので大きなメリットです。クオリティも非常に高く、安定した通信機能と合わせて利用しない手はありませんので、Zoomに依存する点とトレードオフというところでしょうか。

いずれにせよ今後の動向に注目です。日本でも文部科学省が主体となって「GIGAスクール構想」が進んでいますが、ハコだけでなくソフトウェアやコンテンツまで議論が進んでいくことを期待します。

追記:紹介動画があったので掲載します。

参考:Afterコロナにおけるオンライン教育で重要なこと

参考:EdTechによる未来の学習スタイルの考察