オリエンタルランドがCVCをスタート

2020年6月5日付のニュースに「オリエンタルランド、ベンチャー投資会社を設立」という記事がありました。

東京ディズニーリゾート(千葉県浦安市)を運営するオリエンタルランドは5日、ベンチャー企業などへの投資を目的とした新会社を設立したと発表した。投資を通じて、テーマパーク事業やホテル事業との協業や、新たな事業領域開発を進める狙いがある。

 新会社「オリエンタルランド・イノベーションズ」(同)はオリエンタルランドの完全子会社で、昨年から準備を進め、5日設立した。出資枠は30億円を設定、1件当たり数億円を見込む。

 投資先は現時点では未定だが、オリエンタルランドの既存事業の関連領域のほか、事業課題や社会課題の解決に向けた技術やアイデアに投資する方針だ。具体的には「働く人のパフォーマンス向上など人事領域の変革」「子供の新たなライフスタイルの創造」といったテーマパーク事業との関連性が高いものから、「商流・物流の効率化などスマートシティへの取り組み」や「クリーンエネルギー・暑さ対策」といった社会課題解決につながるテーマを例示した。

 オリエンタルランドは長期的な成長方針として、テーマパーク事業での大規模投資による売上高向上と、新規事業の育成を掲げる。今回の新会社による投資先の選定や資金投入による連携により、事業創出につなげたい考えだ。

https://www.sankei.com/economy/news/200605/ecn2006050027-n1.html

注目すべきは「子供の新たなライフスタイルの創造」という部分でもしかしたらEdTech領域も入ってくるかもしれません(ディズニーの教育といえば英語のワールドファミリーのイメージが強いですね)

オリエンタルランドはディズニーとは別組織ですので、アメリカとはまた違った動きになってくるかもしれません。かと言ってオリエンタルランドもディズニー以外の事業がないので何かしらの関連事業でということになるのではと予想しています。

参考:オリエンタルランド「ベンチャー投資」の意外感

アメリカでの事例

ディズニーの本拠地アメリカでは、Disney acceleratorプログラムが活発に動いているようでベンチャーとの連携が盛んなようです。

Techchcrunch にも日本語の記事が出ていたので参考まで。

ディズニーアクセラレーター第3期、ロボットからホログラムまで採択企業9社を紹介

以下抜粋です。

2016年Disney Acceleratorに採択された企業は以下の通りだ。

  • Ader
    ブランドとEスポーツやゲームのインフルエンサーとつなげるマーケットプレイス。Aderのインフルエンサーのネットワークは5000万人近い月間ビュアーへのリーチがある。Aderは12万5000ドルをシード資金として調達している。
  • Atom Tickets
    映画のモバイルチケットアプリで、カスタマーは映画チケットの購入、売店の軽食予約、金銭のやりとりなしの友人招待、新作映画の発見、予告編の視聴、レビューの閲覧などができ、映画館に行く予定を立てるためのアプリだ。Atom Ticketsはベンチャー投資で5000万ドルを調達している。
  • Hanson Robotics
    豊かな表情の人間味あふれるロボットを開発している。香港を拠点に置くHason Roboticsはビジネス向けからコンシューマー市場向けまで様々なロボットを開発している。彼らが制作したロボット「Sophia」の動画は10億回以上視聴されている。
  • Jaunt VR
    映画のVRコンテンツを制作できるハードウェア、ソフトウェア、ツールとアプリを開発している。Jauntはベンチャー投資で1億ドルを調達している。
  • littleBits
    リモコンカーに踊るロボット、スマートホーム端末まで、子供達がなんでも発明するための、簡単に使える電子製品の構成ブロックのプラットフォーム。littleBitsのファウンダーは、Open Hardware Summitの共同ファウンダーで、TEDのシニアフェローであるAyah Bdeirだ。彼は、MIT Media Labの卒業生でもある。littleBitsは6000万ドルを調達している。
  • Nom
    シェフやグルメ愛好家のためのオンライン・ライブストリーム動画コミュニティー。Nomのユーザーは、ライブ動画の制作、共有、視聴ができ、またチャットや会話を楽しみながら動画に参加することもできる。NomはYouTubeでエンジニアリードを務めたVijay KarunamurthyとYouTubeの共同ファウンダーでCTOのSteve Chenが創業した。
  • OTOY
    ホログラムのコンテンツプラットフォームで、VRやAR体験にライトフィールド・レンダリングやネットワークストリーミングを加える。
  • Playbuzz
    コンテンツ制作とオーディエンスのエンゲージメントを促すプラットフォーム。何万人のパブリッシャー、マーケッター、ブロガーやブランドが、ソーシャルシェアに最適化されたエンゲージメントの高いコンテンツをモバイル重視の形式で制作することを助ける。ニューヨークとテルアビブにオフィスがあり、PlayBuzzは3100万ドルを調達している。
  • Pley
    おもちゃのサブスクリプションサービスを提供。メンバーは月額利用料で500以上のおもちゃのカタログから好きなものを注文する。おもちゃは自宅まで配送され、好きなだけ遊ぶことができる。返却はいつでも良い。Pleyはベンチャー投資で1600万ドル以上を調達している。

噂レベルですが、内部の人間に確認したところ記事にあるように投資領域は未定で現在他のCVCから情報収集をしているようです。今後の展開が楽しみです。